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川崎競馬倶楽部ブログ

川崎競馬の様々なシーンをお伝えします。

キヨフジ記念第54回エンプレス杯

2008-02-27-Wed-09:29
本日のメインレースは第54回エンプレス杯。
エンプレス杯はサブタイトルにもあるように1991年に改称される前までは「キヨフジ記念」年という名で歴史を刻んできました。

キヨフジとは地方競馬出身初のクラシックホース(1951年のオークス優勝)となった川崎出身の名牝です。
そのキヨフジの主戦騎手であり管理調教師でもあったのが八木正雄調教師。
当時は現在とは違って調騎兼業が許された時代でした。

2月23日には91歳の誕生日を迎えられましたが現役調教師として日本最高齢記録を塗り替え続けています。


さて、第54回エンプレス杯には川崎から4頭出走予定でしたが2枠2番のカネショウバナナが出走取消。
「歩いている姿はなんともなかったんだが馬場に出すと様子がおかしい。寝違えでもあったのか。検査をしてみないとわからないが先のことを考えて大事をとった」と照沼調教師。
「右前肢球節捻挫」と診断されました。

交流レースへの騎乗チャンスを得た増田充宏騎手も「馬場に出て一完歩目であれっ?おかしいと思った」と残念そうでした。

3頭の出走となった川崎勢。

前走のシンデレラマイルでは悔しい競馬で2着になったトキノミスオース。
「前走は石崎駿くんの騎乗にやられた感じだね。あれが併せるかたちになったいたら勝っていたレース。その後はエンプレス一本に目標を絞って調整してきた。太くなりがちな馬だからビッチリ5、6本追って速い時計を出して仕上げた。今はすっきり見えるくらい。距離に泣くタイプじゃないし、枠も外枠で正解。内だと掛かって行きたがってしまうからね」
と長谷川三郎調教師。

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「中央では未勝利だったこの馬がどんなレースをするか、どんなに変わったか中央勢に見せつけたい。それくらいの自信の仕上げでレースに臨む」とベテラン坂下厩務員の意気込みは半端じゃありません。


ロジータ記念でトキノミスオースの2着だったオルビアもここに出走。
注目の上がり馬としてダントツ人気を集めた前走でまさかの6着。
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「間隔が詰まっていたから目に見えない疲れがあったのかもしれないね。まだ成長途上で道中フラフラしたり気分で走る面がある。前走も1コーナーで行きたがって口を割るような場面もあった。相手関係というよりこの馬自身気分良く走れることが条件になる」
と佐藤健二調教師。


スペシャルアタックには拜原靖之騎手が騎乗。
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「調教より実戦にいって良いタイプですね。すごく乗りやすい馬です。エンプレス杯に騎乗するチャンスをもらったので悔いない騎乗をしたい」と弾みをつけたい一戦です。


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ディラクエ入厩

2008-02-27-Wed-08:51
全日本2歳優駿のあと内田勝義厩舎に移籍したディラクエ。
2着とはいえモノ凄い末脚は強烈なインパクトを残しました。

南関東クラシック参入に向けて再調整のため社台の山元トレセンで乗り込まれていましたが2月25日に内田厩舎に入厩しました。

翌朝には今野騎手を背に小向の調教馬場入りし、これで名実共に川崎の所属馬としての再スタートとなります。
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新環境の馬房でたたずむディラクエ。
どっしりと構えたオーラは思わず「ディラクエ様」と表したくなるムードが漂います。
以前にも書きましたが「ディラクエ」はウイグル語で「魂の叫び」という意味があるそうです。

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波多野厩務員が声を掛けるとようやくこちらを向いてくれたディラクエ(人をみるんですな)。

「たっぷり乗り込んできているから筋肉は強化しているしトモがしっかりしてきたね。全日本2歳優駿の時よりシャープになった印象」と波多野厩務員。
波多野厩務員はディラクエと同じ道営出身の腕利きです。
全日本2歳優駿の時にもサポート役をつとめていました。

京浜盃から南関東クラシックロードにのる予定です。






アンパサンド10着の収穫

2008-02-27-Wed-08:32
フェブラリーステークスに挑戦したアンパサンド。
好位インにとりつき、直線の坂でも失速することなく10着という結果でした。

「レース内容に満足している。戸崎騎手にはとにかく前目で競馬をしてペースに乗って欲しいと注文したがその通りに乗ってくれたし、アンパサンドもよくついていった。先々につながる収穫の大きいレースだった。俺はしつこいからね(笑)。また挑戦しにいくよ」
と池田孝調教師。

戸崎騎手も「芝経験があるからか最初の芝部分にとまどうこともなかったし馬がきっちりペースについていきました。最後の坂でバテてしまうかと思ったらそこから伸びてくれたんで驚きましたね」とアンパサンドの底力を再認識したと言います。
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激戦を終えたばかりだというのに厩舎ではおっとりとした表情(ニヤニヤ顔でした)。

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のんびりと乾燥牧をはんでいます。

フェブラリーステークスへの挑戦はマイル路線転向の足掛かりでもありました。
次走は4月大井のマイルグランプリを予定。

池田調教師の言葉通り、いずれ再びの中央挑戦もありそうです。



金盃出走クラシックムード

2008-02-20-Wed-11:16
本日大井競馬場で行われる金盃には川崎からクラシックムードが出走します。

堅実なレースぶりを重ね、ついに重賞挑戦となりました。

「初めての重賞、初めてのコースと初物づくし。チャレンジャーの立場だから気負うことなく、この馬の力を出せるいつもの状態にコンディションをもっていくこと。前走はあのメンバーに入っても4着したが枠に嫌われてキツイレース内容になった。スムーズだったらあと5馬身は詰まったと思う。五歳になってキャリアを積んでさらに力をつけさせたい」と田島寿一調教師。

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16日朝には大井競馬場に運んで馬場見せを敢行するなど意欲的に仕上げられています。

五歳になって羽ばたく実力馬だけに初めての重賞挑戦でどんなレースを見せてくれるでしょうか。

がんばれ本田紀忠特別

2008-02-17-Sun-02:34
本日の高知競馬第4レースにて川崎競馬倶楽部協賛レースとして「がんばれ本田紀忠特別」を実施することになりました。

もっか高知で武者修行中の本田騎手。
本田紀忠は6鞍に騎乗するなど騎乗チャンスを広げています。

ひと回り成長して川崎に戻ってくる本田騎手も楽しみですが、その前に本日の「がんばれ本田紀忠特別」で5枠5番プラチナアルバムに騎乗する本田騎手にご注目あれ!



バルバンクール中央遠征

2008-02-17-Sun-02:25
バルバンクールが本日の東京競馬第7レースに出走します。

「芝を走らせてみたいというオーナーサイドの希望もあって遠征することにした。間隔があいているが調教の動きからも仕上がり的には申し分ない。この遠征が今後のローテーションにどうつながってくるか」
と山崎尋美調教師。

鞍上は内田博幸騎手です。


フェブラリーステークスに向けてアンパサンド

2008-02-16-Sat-22:48
フェブラリーステークスに挑戦するアンパサンド。

12日には小向調教馬場にて本格調教を開始しました。
1000メートルから終い気合いつけた程度でタイムは68秒。
「タイムは軽めだが動きはマズマズだったね」と単走で元ジョッキーの水久保さんが騎乗しました。

このあと17日にもう一本追われ、本追い切りは本場馬(川崎競馬場)が使用できる21日に実施予定です。

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調教を終え、遠野厩務員に手入れをされて気持ちよさそうなアンパサンド。

ユングフラウ賞出走ブルーザミント

2008-02-13-Wed-10:52
本日の浦和競馬メイン競走ユングフラウ賞にブルーザミントが出走します。

ユングフラウ賞は1~3着馬に桜花賞(3月19日)出走権が与えられるステップレース。
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「なんとか(桜花賞出走の)権利がほしいね。今回は間隔がないので軽めの調整だが仕上がりは良好。内枠からポーンと行きたいね。普段はカリカリしているしレースでもテンション高いが今のところそれがいい方に出ているんだと思うよ」
と木村厩務員。

桜花賞を狙う有力馬が揃ったユングフラウ賞。
6戦2勝の快脚娘ブルーザミントが権利ゲットに挑みます。

川崎競馬優秀競走馬&関係者表彰④マダムルコント

2008-02-11-Mon-14:33
もう1頭の優秀競走馬賞はマダムルコント。
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ローレル賞制覇、そして東京2歳優駿牝馬優勝は記憶に新しいところです。

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栗山正オーナーが受賞。

マダムルコントは1月4日に芳賀牧場に移動してリフレッシュを兼ねた再調整へ。
「休養先でも坂路で乗り込んで桜花賞に間に合うように仕上げたい」と田邊陽一調教師。


まもなくディラクエも入厩しますし、ヴァイタルシーズも雲取賞に向けて調整中。
牡馬、牝馬共に今年のクラシックも川崎勢がにぎわしてくれそうです。

川崎競馬優秀競走馬&関係者表彰③アグネスターフ

2008-02-11-Mon-14:24
優秀競走馬賞は2頭。
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まずは東京プリンセス賞を勝ったアグネスターフ。

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幸田聡オーナーが受賞。

東京プリンセス賞を勝ったあとの調教中に捻挫を負い、その後の経過が思わしくないことから一時は「繁殖にあがるかもしれない」とのことでしたが、その後順調に回復し1月5日に帰厩して調教を積んでいます。

「まずは速い時計を出してみてからだね。ここからは脚元と相談しながらローテーションを考えることになる」と秋山調教師。
復帰戦は未定です。

川崎競馬優秀競走馬&関係者表彰②アンパサンド

2008-02-11-Mon-14:17
最優秀競走馬賞を受賞したのはアンパサンド。
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大きなスクリーンに東京ダービーのレース映像が流され、デッドヒートを捌いたあの感動が甦ります。

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「羽田盃の時に勝った~と思って大騒ぎして負けてしまいましたので、ダービーの時はじっと我慢して見ていました」と伊達秀和オーナーの代理として受賞したサンシャインファームの小菅レーシングマネージャー。
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アンパサンドはこちらでオーナーサイドが語っているように2月24日のフェブラリーステークスへ戸崎騎手とのコンビで挑戦します。


また、ダービーでは果敢に逃げたマンハッタンバーが1月30日に帰厩しています。
アンパサンドと同じ膝剥離骨折での休養は長引きましたが、19日に船橋競馬で実施される調教試験を受けるまでに回復。
「復帰戦は調教試験の様子を見てから決める」(池田師)ということです。


川崎競馬優秀競走馬&関係者表彰①

2008-02-11-Mon-13:58
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2月1日川崎競馬関係者合同賀詞交歓会が行われました。
(壇上に並んでいるのは各団体の代表者)

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乾杯の音頭は岩本洋調教師会々会長。

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司会は耳目社の大川充夫アナウンサーと浜野圭子アナウンサーが務めました。

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会場内はこんな感じ。
しばしの歓談。

賀詞交歓会の席では平成19年川崎競馬所属優秀競走馬ならびに優秀厩舎関係者表彰が行われます。
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受賞者の皆さん。

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最優秀調教師賞は池田孝調教師。
川崎競馬での勝利数は66勝で第1位。
勝率、収得賞金でも第1位です。

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最優秀騎手賞は今野忠成騎手。
今野騎手もまた川崎競馬(所属騎手)での勝利数76勝で第1位。
勝率、収得賞金でも第1位です。

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各功労賞を受賞されたみなさん。
左から厩務員功労賞の岡田徹厩務員。
獣医師功労賞の奥原諫登獣医師。
装蹄師功労賞の梁川守正装蹄師。
そして特別功労賞は、猛威をふるったインフルエンザ騒動のなか不眠不休で取り組んだ川崎競馬場獣医師会に贈られました。



酒井忍騎手のシンガポール騎乗について

2008-02-06-Wed-14:11
もっかシンガポールで騎乗している酒井忍騎手。

三ヶ月の予定で出立したのは12月のこと。
1月1日から騎乗開始してさっそく初日に初勝利するなど上々の成績をあげています。

「思っていた以上にレベルが高く、結果を出すのがたいへんです。5月31日まで騎乗できる許可も出たので、半年間に騎乗期間を延ばして勉強しようかとも思いましたが留守にしている地元川崎のことなど考えて悩んだ結果、シンガポールでの騎乗は3月31日で終えることにしました」。

というのが今朝ほど届いた酒井忍騎手からのメッセージ。

酒井忍騎手は4月初旬に帰国する予定です。


これから出発します!!

2008-02-06-Wed-13:52
本日は船橋競馬場を舞台に報知グランプリカップが行われます。

川崎からは5枠5番ブルーローレンスと8枠11番エスプリベンの2頭が出走。
16時10分発走のレースに向けて先ほど12時10分に小向厩舎を出発しました。
船橋競馬場まで馬運車に乗って交通事情がスムーズなら1時間15分で到着するそうです。

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早々と馬運車に乗り込んだのはエスプリベン。

「この中間、強い攻め馬ができるようになりました。そのぶん追い切り時計が速過ぎたくらいかも。船橋は初コースになりますが少しモノ見するところはあってもイレッポなわけではないのでレースになれば気にせず自分の力を出してくれると思います。メンバーは強いですけど3歳のころよりちょっとずつタフになってきてますから」
と河崎厩務員。

前走の報知オールスターカップを鮮やかな逃げで完勝。
馬体面が強化して本領発揮となりそうな2008年。

それにしても報知オールスターカップ勝利は男の涙づくしでしたね。
馬上からおりた山崎騎手の涙。
馬をねぎらいながら河崎厩務員の涙。
そして「他厩舎の馬で重賞を勝ってくれてうれしい」と師匠としてというより父親として息子を想う涙を流していた山崎尋美調教師。

今回もコンビを組むのは年男の山崎誠士騎手。
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「今年は勝ちまくります」と燃えてます。
山崎誠士騎手にはRED SPLASHという応援サイトもできています。


12時ころ。赤い馬服に身をつつんだブルーローレンスがやってきました。
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オーラ全開です。
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「テレビ埼玉杯(2着)のあと思い通りの調整ができて仕上がりは上々。今回はこれまでより斤量が軽いのはプラスだね。自分の競馬、そうだな2、3番手でレースができれば」
と冨士木厩務員。

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「川崎ワンツーで決めてくるよ~!!」
そう言い残して乗り込んだ二頭は船橋へと向かいました。


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