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川崎競馬倶楽部ブログ

川崎競馬の様々なシーンをお伝えします。

伊藤裕人ジョッキー初勝利

2009-05-22-Fri-15:05
伊藤裕人ジョッキーが5月20日第1競走でエイコーロンシャンに騎乗して、見事初勝利を飾りました。

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緊張のパドック。
所属する原厩舎のエイコーロンシャンは自分で調教をつけている一頭です。

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返し馬で感触を確認。
エイコーロンシャンに騎乗するのは3回目。
「良くなってきているのはわかっていたので、うまく逃げることができればと考えていました」。

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「逃げることが出来たんですが、直線では迫られてヒヤヒヤしました。馬にがんばってくれ~と必死で追いました」。

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しのぎきって、初Vゴ~~ル!
4月13日のデビュー戦から12戦目での初勝利となりました。

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勝利を噛みしめながら戻ってきました。
「先輩騎手や周りにいたみなさんから、おめでとう~と声を掛けてもらって勝利を実感しました。本当にうれかった!」

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師匠の原調教師と口取り写真におさまって。
「本音を言うとホッとしたという気持ちもあります。南関東の同期のなかで一番最初にデビューしたのに勝てず、すでに初勝利を挙げた同期の話を聞いてちょっとあせっていたんです(笑)」

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「早く二つ目の勝ち鞍をあげたい。デビューして約1ヶ月で浦和、船橋でも騎乗させてもらったんで、あとは大井。早くのってみたいですね」

と希望に満ち溢れてキラキラと輝いていました。

「伊藤はうまい」、「なかなかレースセンスがある」
厩舎関係者からの評判も上々で、乗鞍を増やしています。

伊藤ジョッキー、おめでとうございました!!

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川崎マイラーズの初代王者をめぐって

2009-05-20-Wed-16:41
本日の川崎競馬では第1回川崎マイラーズが行われます。
新設重賞の初代王者のタイトルをかけて14頭が闘います。

地元川崎からは6頭が参戦。

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1枠1番。長谷川茂厩舎のトシザヘネシー。
中央からの転入戦になります。

「うちに来たのは3月のことだが、レースは1年以上ぶり。なかなか馬体も絞りきれないから、大型馬で使いながら調子を上げていくタイプかもしれない」
と長谷川茂調教師。

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3枠3番内田勝義厩舎のアントニオマグナム。
この馬もまた中央からの移籍緒戦になります。

「中央時代は短い距離中心に使われていたね。普段はおとなしいんだけど調教いくと押さえがきかないタイプで気性的に難しい面がある。併せ馬が出来ないほどだよ。それが実戦でどう出るのかまずはレースを見てみないと」と赤井厩務員。
赤井さんは9年ほど前にも内田厩舎にいて、マルダイキセキで船橋記念を優勝している方です。

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4枠5番は三橋三吉厩舎のエースオブタッチ。
去年の1月にはまだC1だったという上がり馬。
連勝、連勝と重ねて、ついに重賞ロード出走にこぎ着けました。

「使い詰めだったから前走のあとササ針をしてひと息入れたところ。だいぶ良い状態に戻っているね。神経質で怖がりな面があるのによく重賞使えるまでになったよね。一度スイッチが入るとテンションあがりっぱなしにはなるが、挑戦者として力を試す良いチャンスをもらった」
と、扇厩務員。

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6枠10番佐々木仁厩舎のジルハー。

歴戦の雄ジルハーにとっては、これがラストラン。
「脚部不安とも良く闘ってきたね。最後のまでこの馬の地力を信じたい」と送り出すのは林厩務員。

JBC5着、東京記念3着とタイトルこそありませんが重賞戦線で見せ場を作ってきました。

佐々木仁調教師によれば、このあと栃木の小山乗馬クラブで乗馬として第二の馬生が予定されています。
障害レースを練習し、馬術デビューする可能性もあるそうです。

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7枠11番。池田孝厩舎のアンパサンド。
ついに川崎の大将が戦列復帰。
1月の報知オールスターカップ優勝以来のレースになります。

「かしわ記念を使うつもりだったが、最終追い切りがどうも納得できなくってね。それが良かったのか、そのあとみるみるよくなっていった。このあとは帝王賞を考えているから負けられないレースだが、59キロをどう克服してくれるか」
と池田調教師。

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そして8枠14番は内田勝義厩舎のドリームスカイ。
川崎から誕生した一昨年のダービー馬アンパサンドと昨年のダービー馬ドリームスカイが初めてここで激突します。

「かしわ記念から川崎マイラーズに向かうことは青写真のひとつだった。心臓も、馬体の張りからも疲労の色は見られない。飼い葉もよく食べているよ。川崎コースで走るのは10着に負けたクラウンカップ以来。地元でかっこいいところをみせたいけど、59キロはかなりハンデになるね」
と樋口厩務員。


ハンデが鍵になるレースになりそうですが、初代の座にその名が刻まれることを目指してがんばってほしいですね。







東京プリンセス賞です

2009-05-14-Thu-19:08
牝馬クラシック第2冠・東京プリンセス賞の発走まであと1時間と迫ってきました。

川崎から挑むのは四頭。


2枠4番モエレエターナル。
桜花賞2着後に、羽田盃に挑むというローテーションは乙女には過酷かとも思われましたが、ふたを開けてみれば3着に迫る健闘。
「初ナイターに入れ込んでテンションがあがってしまい全力を発揮できたとは言えない」(池田師)という結果ですから、改めてこの馬のタフさには驚かされます。


5枠9番アンペア。
エーデルワイス賞馬がいよいよここから始動します。
ノドの奇形弁を除去する手術を施されて緩んだ馬体を立て直すのに時間がかかりました。
調教試験の段階では「まだ重い。もう少し様子をみたい」と言っていた仕上がりが急激に進んだのはこのあと。
「調教試験時とは別馬のようだ」と池田調教師も驚いていました。
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あれっ?アンペアの馬体を洗っているのはもしや・・・!
三年前に引退した岡村ジョッキーではありませんか!!
ジョッキーを引退後は厩舎を離れましたが、この4月から池田厩舎で厩務員として再出発。
最初の担当馬がアンペア。
「オープン馬の背中はすごいね~」と相棒に惚れ込んでいる様子です。

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6枠12番ツインダイヤ。
尾花栗毛の派手な馬体に、顔にはその名の通り、おでこと鼻先にダイヤが二つ。
「馬体がだいぶ戻ってきてるよ。ゲートのタイミングが合わずに後方からさすレースが続いているが、元々は逃げることもできる馬。どうも音に敏感でゲートで周りを気にしているうちにタイミングを逸してしまう」と課題はあるものの、距離延長が味方になってくれそうです。


8枠15番ヴィクトリーパール。
鮮やかに差しきったローレル賞。
飼い葉食いの細さがその後の調整を難しくしていますが、一戦ごとに増量できているのは厩舎の皆さんが尽力している証。
復活の日が待ちこがれますね。


それにしても、本日の大井競馬場はものすごい強風。
乙女たちにはもっと穏やかな凪のなかで闘わせてあげたいものですが・・。



エスプリオールのこと・・・

2009-05-11-Mon-09:20
悲しいお知らせをしなくてはなりません。
エスプリオールが昨日の朝、調教馬場での事故によって亡くなりました・・。

いつものように甲斐厩務員を乗せて調教馬場に入る前に運動をしていたエスプリオール。
少し立ち上がるクセがあって、この日も前脚を上げたその瞬間、脚を広げたまま尻餅をつくかたちに。

直撃を受けた脊髄が折れて、すでに自分では動くことすら出来ない状態になり、安楽死の措置がとられました。


エスプリシーズ産駒として注目を集め、昨年7月にデビュー。
その期待に応えるように4戦目の若武者賞では圧勝して鎌倉記念の出走権を獲得。
しかし本番を間近にして不安が出て休養に出されました。
幸い骨折には至らず、3月に帰厩して、4月の復帰戦ではプラス19キロの急仕上げも難なく勝利したところでした。
東京湾カップにもエントリーしながら先々のことを考えて自重し、次なる目標に向けて再調整を始めた矢先の出来事。

「こいつ体質が弱いんだよな。でも、いつか何かやってくれると信じてますから!」
そう言っていた甲斐厩務員の言葉が忘れられません。

合掌。



スパロービート弾みをつけて北海道遠征

2009-05-07-Thu-12:43
本日の船橋競馬メインレース・ゴールデンスプリントにはスパロービートが登場します。

1月の船橋記念では1000mを見事逃げ切って優勝。
初タイトルをGETしたあとは厩舎で少しのんびりし、その後たっぷり乗り込まれてきました。

1000mをベストにする個性派ですが、普段馬房にいる姿をみるとあのスプリンターぶりが嘘のようにおっとり。
ずんぐりっとした体型が特徴の愛らしい馬です。


今日のレースをきっちり決めて、このあと北海道スプリント(1000m)へ向かう予定です。

足立厩舎がダービーチャンスを狙う。

2009-05-06-Wed-12:28
クラウンカップではサイレントスタメンとブルーヒーローでワンツーを決めた足立勝久厩舎。

権利を獲得したサイレントスタメンは堂々ダービー参戦。
ブルーヒーローはダービー参戦を確固たるものにするために本日の東京湾カップに出走します。

デビューからまだ5戦。
途中休養を挟んで3戦目というキャリアの浅さを考えればクラウンカップのレースは先々の期待を膨らませるような好内容。
最後まで食い下がった勝負根性は見事でした。


そして東京湾カップには足立厩舎からもう一頭ブルーラッドも出走します。
ブルーヒーローとは厩舎ばかりでなく、馬主や生産牧場も一緒。
父も同じシーロです。

担当するのは茂木厩務員。
「ヒーローとはよく似てますね。例えば『俺様体質』なところ。それに勝負根性のすごさもこの馬だって負けていません。東京湾カップは挑戦者のつもりでがんばってきます!」

ブルーラッドは道営を経由して足立厩舎入りし、三戦を消化したところ。
緒戦では先行タイプだった道営時代とは違った競馬でさっそく勝利し、
二戦目では逃げて2着でしたが最後交わされながらもまた差し返す場面も。
そして三戦目は大井戦で好位から抜け出す好タイム勝ち。

賞金的にまだダービー出走は微妙な線ですが、それまでに結果を出せば足立厩舎はダービー3頭出しというのも夢ではありません。


それから出走予定で追い切りまで消化していたエスプリオールが投票直前になって回避。
ダービー出走を目指していただけに残念でなりません。

最終追い切りでは10馬身引き離す抜群な動きで高い能力をアピールしたんですが、「そのあと馬房でぶつけたのか脚元を気にする仕草があった」と大事を取って自重。
レントゲン検査の結果も骨には異常がなく「2、3日もすれば調教再開できそう」(武井調教師)とのことでひとまずホッ。

間に合えば次回の川崎開催に出走予定です。



かしわ記念にドリームスカイ出走

2009-05-05-Tue-11:51
ドリームスカイがかしわ記念に出走します。
5枠7番。

中央遠征時に手痛い外傷を負い、金盃での復帰から今日で3走目。

最終追いきりでは前いく2頭の後ろにつけて、最後は3F37秒9で楽に交わす好手応え。
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「ハードに攻めてるせいか馬体のツヤや目の輝きが変わってきた。気合いもだいぶのってきたね」と調教にもまたがっている樋口厩務員。

ダービー制覇の頃はテンに終いの切れを生かしたレースをしていましたが、最近ではテンから動いて好位の競馬をしていることから、「マイルでも距離対応できるようになっている」といいます。


思えば昨年。
クラウンカッフで10着だったドリームスカイが東京湾カップで見せ場をつくり、東京ダービー優勝へと調子をあげていったのも今頃でした。

「よくなるのはまだまだこれから」という言葉がずっしり重く感じられました。

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また、出走を予定していたアンパサンドですが、「あともう少し。動きがまだ納得できない」(池田調教師)と回避。
川崎マイラーズに切りかえて乗り込まれることになりそうです。
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