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東京ダービーを終えて
2012-06-11-Mon-16:23

6月6日に行われた東京ダービーを勝ったのはしんがりから直線一気で追い込んだプレティオラスでした。
2着はプーラヴータ。
森下淳平厩舎のワンツーフィニッシュ。
23歳の本橋孝太騎手の思い切った騎乗は痛快にさえ感じました。
伊達オーナー、フィガロ産駒、サンシャイン牧場生産・・・アンパサンドを思い出します。
父フィガロだけでなく、種牡馬としてのアンパサンドにも期待がふくらみますね。
ちなみに森下淳平調教師はかつて川崎の佐々木仁厩舎で厩務員としてスタートした方でもあります。
さて、第58回東京ダービーには川崎から4頭が出走しました。
レースをふり返ったコメントを各陣営から頂きました。

◆川崎最先着は8着のブルーソング(内田勝義厩舎)。
フルゲート16頭の最後の1枠で出走にこぎ着けました。
「内で包まれてしまったのもありますが、いつもと違うあれだけのメンバーで初めての馬場を考えれば収穫あったと思います。僕が以前乗ったときより馬が真面目に走ってくれるようになってましたね。合図にちゃんと反応してくれました。もともと力はあるのでもっと競馬を覚えてくればもっと活躍できそうですね」と鞍上の町田直樹騎手。
この先が楽しみになってきましたね。

◆コウモワイルド(河津裕昭厩舎)は12着。中央の柴田騎手を配しての出走でした。
「ダービーでもいつものように追走に手間取っていたね。それでも終い伸びてきているが、さすがに前が止まらなかったし、追い込んで来た馬の勢いの方が上だった。この馬としても上々の脚を使っているんだけどね。走りを見ていると芝の方が良さそうだから、今後は芝のレースを中心に使っていくことになるだろう」と河津調教師。
河津師のコメントにもありますように芝が得意なコスモワイルドの次走は盛岡のオパールを予定しています。

◆羽田盃からのリベンジが期待されたベルモントレーサー(山崎尋美厩舎)でしたが好位での競馬も直線は一杯に。
14着でした。
手綱をとった山崎誠士騎手は、
「前走のダメージを立て直すのにギリギリだったのかもしれない。スタートでつまずいてしまって1コーナーまでになんとか折り合いはついたんですが、テンから馬をリラックスして走らせてあげることができなかった。外枠もこたえて納得できない内容になりました。3コーナーではスーッと上がっていく場面もあったんですが、直線はもう手応えがなくて・・。羽田盃、ダービーとこの馬の力を出してあげられなかった未熟さを反省しています。器用でレースが上手な馬ですから力負けではありません」と悔しそうな表情を浮かべていました。
「レースが不甲斐なかったのでこのあとは休養して立て直しを図ります。1、2ヶ月で戻って来る予定」と山崎尋美調教師もひと夏を越してパワーアップしたベルモントレーサーに期待しています。
すでに9日に厩舎を出立。
復帰の照準は戸塚記念あたりでしょうか。

◆勢いよく飛び出したのがキョウエイロブスト(佐々木仁厩舎)。
ハイペース気味にレースを引っぱりましたが、結果は16着。
「逃げた方が良いと言われていたし、スタートして競ってくる馬もいなかったのでハナを行くかたちになった。早めに後ろから来られるともうアップアップになってしまって。距離がもう少し短い方が良いのかもしれませんね」と柏木健宏騎手。
東京ダービーを終えて悲喜こもごものようですが、それぞれ次なる舞台で期待したいものです。
最終日には早くも2歳戦が始まります!
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