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全日本2歳優駿TR 第12回鎌倉記念(SⅢ)
2013-10-11-Fri-23:45
南関東で最初の2歳重賞となる鎌倉記念。優勝馬には、12月に行なわれる全日本2歳優駿の優先出走権が、また、3着までに入った牝馬には来月行なわれるローレル賞の優先出走権が、それぞれ与えられます。今年は、道営から1頭、笠松から2頭の遠征馬が参戦。南関東からは10頭が出走し、13頭立てで争われる予定でしたが、ウィンカイザーが骨折のため取消となり、12頭で争われました。川崎所属馬は2007年のヴァイタルシーズを最後に優勝から遠ざかっていますが、今年は戴冠なるか?
先手争いを制したのは、1番人気のヴィーゴー。道営から参戦のニシノデンジャラスがピタリとマークし2番手。以下、ファーストキス、リュウノファイト、キョウエイアドニスと続きます。ヴィーゴーはマークされる苦しい展開ながらも、レースを進め、先頭で直線へ。直線はヴィーゴーとピタリとマークしたニシノデンジャラスの争いとなるも、ニシノデンジャラスが交わすと後続との差を一気に広げ、5馬身差をつけて優勝。全日本2歳優駿の優先出走権を獲得しました。2着には3番手でレースを進めたファーストキッスが入り、ローレル賞の優先出走権を獲得。3着には、逃げたヴィーゴーが入りました。
第12回鎌倉記念(SⅢ) 結果

毎年、強力な遠征馬を送り込む道営勢ですが、道営所属馬の優勝は一昨年のニシノファイター以来。道営所属馬としては、2009年のナンテカ、一昨年のニシノファイターに続き、3頭目の優勝となります。

勝利ジョッキーは今野忠成騎手
今野騎手と道営馬といえば、2008年の平和賞を制したチョットゴメンナが思い出されますね。関係者のみなさま、おめでとうございます。

堂山芳則調教師コメント
「もっと早く重賞を勝てた馬。地元でも1つ取りこぼしていますし。レースでは1コーナーだけが不安でしたが、1コーナーをスムーズに回った時、『今日はいける!』と感じました。」
今野忠成騎手コメント
「勝ててホッとしてます。初コンビでしたが、映像でチェックしていたので想像していた騎乗ができたのですが、馬が川崎の急なコーナーを気にせず走ってくれたら、結果はついてくるのではないかと思って乗りました。スタートが外枠だったのでなかなか内に入れなかったのですが、1コーナーで流れに乗れたのでよかったです。道中は力むこともなく、スムーズに走ってくれました。3=4コーナーでは、ハナ行った馬(ヴィーゴー)が相手かなと考えてレースをしていましたが、馬が反応してくれたのでよかったです。まだ周りを気にするところはありますが、これからまだまだよくなってくると思います。初めて乗りましたが、レースが上手な馬。それがいいところですね。これからも応援よろしくお願い致します。」
現在は全日本2歳優駿のトライアル競走として、サラブレッド系2歳馬の重賞として行なわれている鎌倉記念ですが、かつてはアラブ系4歳馬(旧表記)の重賞として、1971年から1983年まで行なわれていました。現在の鎌倉記念は、いわば、「二代目」にあたります。アラブ系の重賞として行なわれていた時には、アラブで東京盃を制し、「魔女」と異名を取ったイナリトウザイが1974年に優勝しているほか、1975年には、酷量を背負わされながらも活躍したことで有名なホクトライデンも優勝しています。
アラブ系の重賞として実施されていた時の優勝騎手には、佐々木竹見、桑島孝春、本間茂など、南関東を代表する騎手が名前を連ねているほか、山崎尋美調教師、岩本洋調教師も現役時代に勝利しています。特筆すべきは桑島孝春騎手で、2001年にジェネスアリダーでこのレースを制しており、現在では唯一、アラブとサラブレッドの両方で鎌倉記念を制した優勝騎手でもあります。また、1976年の第6回の優勝騎手は、石崎隆之騎手(優勝馬:フジノヨイチ)。現役騎手で唯一、アラブ系重賞の鎌倉記念を制していますが、現在の条件での鎌倉記念を優勝すれば、桑島騎手に続いての記録となります。
先手争いを制したのは、1番人気のヴィーゴー。道営から参戦のニシノデンジャラスがピタリとマークし2番手。以下、ファーストキス、リュウノファイト、キョウエイアドニスと続きます。ヴィーゴーはマークされる苦しい展開ながらも、レースを進め、先頭で直線へ。直線はヴィーゴーとピタリとマークしたニシノデンジャラスの争いとなるも、ニシノデンジャラスが交わすと後続との差を一気に広げ、5馬身差をつけて優勝。全日本2歳優駿の優先出走権を獲得しました。2着には3番手でレースを進めたファーストキッスが入り、ローレル賞の優先出走権を獲得。3着には、逃げたヴィーゴーが入りました。
第12回鎌倉記念(SⅢ) 結果



毎年、強力な遠征馬を送り込む道営勢ですが、道営所属馬の優勝は一昨年のニシノファイター以来。道営所属馬としては、2009年のナンテカ、一昨年のニシノファイターに続き、3頭目の優勝となります。




今野騎手と道営馬といえば、2008年の平和賞を制したチョットゴメンナが思い出されますね。関係者のみなさま、おめでとうございます。


堂山芳則調教師コメント
「もっと早く重賞を勝てた馬。地元でも1つ取りこぼしていますし。レースでは1コーナーだけが不安でしたが、1コーナーをスムーズに回った時、『今日はいける!』と感じました。」
今野忠成騎手コメント
「勝ててホッとしてます。初コンビでしたが、映像でチェックしていたので想像していた騎乗ができたのですが、馬が川崎の急なコーナーを気にせず走ってくれたら、結果はついてくるのではないかと思って乗りました。スタートが外枠だったのでなかなか内に入れなかったのですが、1コーナーで流れに乗れたのでよかったです。道中は力むこともなく、スムーズに走ってくれました。3=4コーナーでは、ハナ行った馬(ヴィーゴー)が相手かなと考えてレースをしていましたが、馬が反応してくれたのでよかったです。まだ周りを気にするところはありますが、これからまだまだよくなってくると思います。初めて乗りましたが、レースが上手な馬。それがいいところですね。これからも応援よろしくお願い致します。」
現在は全日本2歳優駿のトライアル競走として、サラブレッド系2歳馬の重賞として行なわれている鎌倉記念ですが、かつてはアラブ系4歳馬(旧表記)の重賞として、1971年から1983年まで行なわれていました。現在の鎌倉記念は、いわば、「二代目」にあたります。アラブ系の重賞として行なわれていた時には、アラブで東京盃を制し、「魔女」と異名を取ったイナリトウザイが1974年に優勝しているほか、1975年には、酷量を背負わされながらも活躍したことで有名なホクトライデンも優勝しています。
アラブ系の重賞として実施されていた時の優勝騎手には、佐々木竹見、桑島孝春、本間茂など、南関東を代表する騎手が名前を連ねているほか、山崎尋美調教師、岩本洋調教師も現役時代に勝利しています。特筆すべきは桑島孝春騎手で、2001年にジェネスアリダーでこのレースを制しており、現在では唯一、アラブとサラブレッドの両方で鎌倉記念を制した優勝騎手でもあります。また、1976年の第6回の優勝騎手は、石崎隆之騎手(優勝馬:フジノヨイチ)。現役騎手で唯一、アラブ系重賞の鎌倉記念を制していますが、現在の条件での鎌倉記念を優勝すれば、桑島騎手に続いての記録となります。
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