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ホクトベガ メモリアル  第19回スパーキングレディーカップ(JpnⅢ)

2015-07-03-Fri-02:10
1997年に創設されたスパーキングレディーカップも、今年で19回目。地方競馬所属馬にとっては、グランダム・ジャパン古馬シーズンの初戦でもあります。今年は、JRAからGⅠ3勝馬のメイショウマンボも参戦。JRA4頭、南関東5頭、名古屋・笠松・高知から各1頭の計12頭で争われました。

 スタートしてハナに立ったのは、昨年の覇者のサウンドガガ。追いかける形でカイカヨソウが2番手。トロワボヌール、サンビスタが続きますが、メイショウマンボはスタートが合わず、後方からの競馬となります。

  EN4A9545_1.jpg 1周目のゴール前

 向正面でも、レースを引っ張るサウンドガガ。先頭のまま直線に入ります。連覇を目指し、直線で逃げ込みを図るサウンドガガでしたが、直線半ばでは内から伸びてきたトロワボヌールとの争いに。戸崎騎手のムチに応え、トロワボヌールが鋭く伸びると、サウンドガガを並ぶ間もなく交わし、昨年のクイーン賞に続き、重賞2勝目を飾りました。3着には、サンビスタが入線。地方馬は、4着に名古屋のピッチシフター、5着に笠松のタッチデュールがそれぞれ入り、東海勢が健闘しました。なお、参戦が話題となったメイショウマンボは、6着という結果に終わりました。

  0P5C9946_1_1.jpg 第19回スパーキングレディーカップ(JpnⅢ) 結果

  口取り 1_1 口取り 3_1 口取り

 勝利ジョッキーインタビューでは、戸崎騎手を祝福する声援が多く寄せられました。

  表彰式:戸崎圭太騎手_1 戸崎圭太騎手

 表彰式では、イメージキャラクターの谷桃子さんがプレゼンターを務めました。関係者のみなさま、おめでとうございます。

  表彰式_1 表彰式:記念撮影_1 表彰式

 1997年に創設されたスパーキングレディーカップですが、JRAとの交流競走となったのは、第2回の1998年から。第1回は優勝馬が同着で、ブンブンラリーとオートメンデスでした。

 現在は、「ホクトベガ メモリアル」のタイトルもついているスパーキングレディーカップ。ちょうど20年前の1995年6月、当時はJRAとの牝馬限定交流重賞がエンプレス盃しかない時代でしたが、そのエンプレス盃に出走したホクトベガが後続に3.6秒の大差をつけて優勝。のちに、「砂の女王」と呼ばれる所以となりました。今年は、ホクトベガが川崎競馬場で初めて出走してから20周年という節目の年。今開催中は、佐々木竹見ギャラリーにおきまして、「ホクトベガメモリアル写真展」が行われており、ホクトベガ号の写真、ドバイで装着していたゼッケンなどが展示されています。

  ホクトベガ写真展 メモリアル写真展のコーナー

 エンプレス盃優勝後は、川崎記念連覇、ダイオライト記念、群馬記念、帝王賞、エンプレス盃連覇、マイルCS南部杯、浦和記念と、地方競馬では9戦9勝。地方競馬で無敗を誇った、「砂の女王」は、多くのファンを魅了しました。1997年のドバイワールドカップでレース中に故障し、帰らぬ馬となってしまいましたが、川崎競馬ではその功績を讃え、現在、スパーキングレディーカップに「ホクトベガ メモリアル」のタイトルがついています。
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