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新調教師紹介その2・加藤誠一調教師
2011-10-06-Thu-11:30
今秋に川崎で開業した3人の調教師を紹介する第2弾は加藤誠一調教師です。

加藤誠一調教師は田島厩舎の下で約10年、その途中で調教師補佐となり厩舎を支えていたこともあり、パドックでは田島調教師の傍らにいる加藤師の姿をよく目にした人もいるのではないでしょうか。
この度晴れて開業となった加藤師に話を聞くと「僕の仲間内では『よく調教師になれたな~』とみんなに言われたよ」と笑って話すように、その経歴はまさに”異色”。鳥取県出身の大阪育ち。一般家庭に育ち、高校卒業後もバーテンダー、電気屋、喫茶店店員…と掛け持ちをしていて、社会に出てからも全く競馬の世界と関係のない業種で働いていたそうです。
突然の転機は24歳のとき。自身の腰痛のため入院していた病院で、当時騎手だった田島師が落馬負傷のため同じ病院に入院していたことで偶然出会い、意気投合。病院にいる最中に田島師より「競馬の世界の面白さを教えてもらった」ものの、当時の加藤師は「競馬といえば武豊とオグリキャップぐらいしか知らなかった」くらい、それまで競馬に全く関心がなかった、というから驚きです。
その後退院した加藤師は、すぐに北海道のビックレットファームの門を叩いたというから、その行動力にはまた驚きです。
ビックレットファームに1年、ノーティーホースジムに1年半ほど在籍し、更に経験を積むためオーストラリアで2年、帰国してからは田島厩舎で10年程勤めました。
突然の出会いのあと、修行を積み、そして田島師の元へ…まるで運命の糸に手繰り寄せられたような軌跡です。
調教師免許取得後は厩舎開業の準備に追われる日々ですが、師は「馬に携わりはじめた頃よりも、今が一番面白いかもしれないね」と目を輝かせていました。
目標は「厩舎に関わる人すべてが豊かになる厩舎づくり」。
一言で『豊か』と言っても金銭面だけではなく、精神的にも、どちらが崩れても豊かになれない、と加藤師。
「まず、厩舎スタッフには仕事もプライベートも充実させてもらいたいし、皆で熱く盛り上げていけるような楽しい雰囲気の厩舎を作り上げていきたい。尚且つ自分自身は競馬のプロとして、また調教”師”といわれるからには社会的に認められるような人物になりたい。そしてスタッフを導けるようになりたいね。更に馬を預けてくれた馬主に対してはスタッフ一丸となっていいサービスを提供したい。もちろん勝つことがまず第一だろうけれど、情報の提供であったり、厩舎に様子を見たり聞いたりしたりしやすい環境を作るなど、付随した様々なサービスが必要だと思っている」と、厩舎を中心とした人間同士の『輪』を大切にしようとしている様子が伺えます。もちろん、その真摯な姿勢は馬に対しても変わりません。
加藤師の経歴と行動力、そして意欲。加藤厩舎があっと驚くような競馬をみせてくれるかもしれない…と期待したくなります。さて、その”異色”な調教師が、どのような厩舎を作っていくか、今後の活躍に注目したいです。

加藤誠一調教師は田島厩舎の下で約10年、その途中で調教師補佐となり厩舎を支えていたこともあり、パドックでは田島調教師の傍らにいる加藤師の姿をよく目にした人もいるのではないでしょうか。
この度晴れて開業となった加藤師に話を聞くと「僕の仲間内では『よく調教師になれたな~』とみんなに言われたよ」と笑って話すように、その経歴はまさに”異色”。鳥取県出身の大阪育ち。一般家庭に育ち、高校卒業後もバーテンダー、電気屋、喫茶店店員…と掛け持ちをしていて、社会に出てからも全く競馬の世界と関係のない業種で働いていたそうです。
突然の転機は24歳のとき。自身の腰痛のため入院していた病院で、当時騎手だった田島師が落馬負傷のため同じ病院に入院していたことで偶然出会い、意気投合。病院にいる最中に田島師より「競馬の世界の面白さを教えてもらった」ものの、当時の加藤師は「競馬といえば武豊とオグリキャップぐらいしか知らなかった」くらい、それまで競馬に全く関心がなかった、というから驚きです。
その後退院した加藤師は、すぐに北海道のビックレットファームの門を叩いたというから、その行動力にはまた驚きです。
ビックレットファームに1年、ノーティーホースジムに1年半ほど在籍し、更に経験を積むためオーストラリアで2年、帰国してからは田島厩舎で10年程勤めました。
突然の出会いのあと、修行を積み、そして田島師の元へ…まるで運命の糸に手繰り寄せられたような軌跡です。
調教師免許取得後は厩舎開業の準備に追われる日々ですが、師は「馬に携わりはじめた頃よりも、今が一番面白いかもしれないね」と目を輝かせていました。
目標は「厩舎に関わる人すべてが豊かになる厩舎づくり」。
一言で『豊か』と言っても金銭面だけではなく、精神的にも、どちらが崩れても豊かになれない、と加藤師。
「まず、厩舎スタッフには仕事もプライベートも充実させてもらいたいし、皆で熱く盛り上げていけるような楽しい雰囲気の厩舎を作り上げていきたい。尚且つ自分自身は競馬のプロとして、また調教”師”といわれるからには社会的に認められるような人物になりたい。そしてスタッフを導けるようになりたいね。更に馬を預けてくれた馬主に対してはスタッフ一丸となっていいサービスを提供したい。もちろん勝つことがまず第一だろうけれど、情報の提供であったり、厩舎に様子を見たり聞いたりしたりしやすい環境を作るなど、付随した様々なサービスが必要だと思っている」と、厩舎を中心とした人間同士の『輪』を大切にしようとしている様子が伺えます。もちろん、その真摯な姿勢は馬に対しても変わりません。
加藤師の経歴と行動力、そして意欲。加藤厩舎があっと驚くような競馬をみせてくれるかもしれない…と期待したくなります。さて、その”異色”な調教師が、どのような厩舎を作っていくか、今後の活躍に注目したいです。
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