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ボランタス号引退セレモニー
2013-07-02-Tue-23:08
今開催の初日の8レース終了後、先日、引退が発表されたボランタス号の引退セレモニーが行なわれました。

残念ながらボランタスは既に乗馬クラブに移動となってしまったため、関係者のみ参加でのセレモニーとなりました。

獲得したトロフィーの数々

山崎厩舎の関係者のみなさま。左から順に、山崎尋美調教師、山崎裕也調教師補佐、山崎誠士騎手、桜井裕之厩務員。それぞれが、ボランタスの思い出を振り返ってくれました。ちなみに、桜井厩務員が身に着けているネクタイは、浦和記念優勝時に着けていたネクタイだそうです。細かなところまで、思い出を大切にしている一面を垣間見ました。それぞれのメッセージは、下記の通りです。
<山崎尋美調教師>
ボランタスは山崎尋美厩舎が始まって以来、最高のスーパーホースでした。厩舎がいちばん厳しい状況に置かれていた時に重賞を勝って救ってくれた功労馬。できれば、もう一度フリオーソと闘いたかった。そしてみなさまにまた、「ボラのまくり」を披露したかったのですが、夢が叶わずとても残念です。まだまだ現役で走れそうな素晴らしい馬体ですが、1年4ヶ月ぶりの戦列復帰に向けた追い切り中に種骨炎が再発。再び休養しなければならなくなったときに9歳という年齢等を考慮した結果、引退することになりました。長い間、ボランタスの応援を本当にありがとうございました。
<桜井裕之厩務員>
昨年の川崎記念以来と休養が長かったぶん、馬の気持ちはのっていても、中身や脚元がついていかなかったんだと思います。ボランタスは気持ちで走る馬でした。勝ったレースより負けた時のことのほうがよく覚えていますね。浦和記念は2度出走しているんですが、2010年の時は具合が最高に良かったんでスマートファルコンに勝てるんじゃないかと考えていた。一瞬並びかけた時には、「おおーっ」と思いましたよ。結局2着で壁は厚かったけど(笑)。トップクラスの馬を維持させることの難しさを教わりましたよね。それでもボランタスは川崎の馬には1頭も負けていない。「大将」のまま引退しました。
<山崎誠士騎手>
中央から移籍してからのすべてのレースに乗せてもらいましたし、騎手としていちばん思い出に残っている馬がボランタスです。交流重賞を勝って実績を挙げたことはもちろんですが、こんな個性派とはなかなか出会えません。ゲートも上手ではなかったけれど、マクリの脚がものすごい。不器用ではなかったところが、またこの馬の魅力だったと思います。
ファンの方からは、ボランタスへニンジンのプレゼント
ボランタスもきっと喜んでいることでしょう。茨城県の守谷乗馬クラブに移動したボランタスはす既に去勢手術を施され、乗馬としての第一歩を踏み出しています。ボランタス、ならびに関係者のみなさま、お疲れ様でした。

残念ながらボランタスは既に乗馬クラブに移動となってしまったため、関係者のみ参加でのセレモニーとなりました。






山崎厩舎の関係者のみなさま。左から順に、山崎尋美調教師、山崎裕也調教師補佐、山崎誠士騎手、桜井裕之厩務員。それぞれが、ボランタスの思い出を振り返ってくれました。ちなみに、桜井厩務員が身に着けているネクタイは、浦和記念優勝時に着けていたネクタイだそうです。細かなところまで、思い出を大切にしている一面を垣間見ました。それぞれのメッセージは、下記の通りです。
<山崎尋美調教師>
ボランタスは山崎尋美厩舎が始まって以来、最高のスーパーホースでした。厩舎がいちばん厳しい状況に置かれていた時に重賞を勝って救ってくれた功労馬。できれば、もう一度フリオーソと闘いたかった。そしてみなさまにまた、「ボラのまくり」を披露したかったのですが、夢が叶わずとても残念です。まだまだ現役で走れそうな素晴らしい馬体ですが、1年4ヶ月ぶりの戦列復帰に向けた追い切り中に種骨炎が再発。再び休養しなければならなくなったときに9歳という年齢等を考慮した結果、引退することになりました。長い間、ボランタスの応援を本当にありがとうございました。
<桜井裕之厩務員>
昨年の川崎記念以来と休養が長かったぶん、馬の気持ちはのっていても、中身や脚元がついていかなかったんだと思います。ボランタスは気持ちで走る馬でした。勝ったレースより負けた時のことのほうがよく覚えていますね。浦和記念は2度出走しているんですが、2010年の時は具合が最高に良かったんでスマートファルコンに勝てるんじゃないかと考えていた。一瞬並びかけた時には、「おおーっ」と思いましたよ。結局2着で壁は厚かったけど(笑)。トップクラスの馬を維持させることの難しさを教わりましたよね。それでもボランタスは川崎の馬には1頭も負けていない。「大将」のまま引退しました。
<山崎誠士騎手>
中央から移籍してからのすべてのレースに乗せてもらいましたし、騎手としていちばん思い出に残っている馬がボランタスです。交流重賞を勝って実績を挙げたことはもちろんですが、こんな個性派とはなかなか出会えません。ゲートも上手ではなかったけれど、マクリの脚がものすごい。不器用ではなかったところが、またこの馬の魅力だったと思います。

ボランタスもきっと喜んでいることでしょう。茨城県の守谷乗馬クラブに移動したボランタスはす既に去勢手術を施され、乗馬としての第一歩を踏み出しています。ボランタス、ならびに関係者のみなさま、お疲れ様でした。
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